No.55 松本和也 (著)『印象派の超克』
─近代日本における西洋美術受容の言説史
思文閣出版、2025年
Ⅰ
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第一章 山脇信徳へのアプローチ
─洋画史・″日本のモネ″・言説史
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第二章 西洋美術の新傾向をめぐる言説史
─印象派、ボスト印象派を中心に
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第三章 帰朝する新進洋画家
─パイオニアとしての有島生馬・齋藤與里・高村光太郎
Ⅱ
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第四章 「生の芸術」論争・再考
─「DAS LEBEN」/ 「地方色」からみた山脇信徳《停車楊の朝》
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第五章 山脇信徳作品展覧会をめぐる「絵画の約束」論争・再考
─「自己」か「公衆」か
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第六章 山脇信徳「断片」の歴史的意義
─フォーヴィスム/エキスプレッショニズムヘ
Ⅲ
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第七章 「自然」と「生活」をめぐる岸田劉生の芸術論
─白樺派言説を補助線として
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第八章 ヒュウザン会(フュウザン会)展覧会の同時代評価
─印象派以降の展開
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第九章 「心的印象」を象徴的に描くこと
─萬鐵五郎の「新しい原始時代」
No.54 孫 安石/ 郭 夢垚 (編著)『中国人留学生と日本』東方書店、2026年
第Ⅰ部 清末中国人留学生と日本
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日清戦争以前の東京における中国人学生
─東文学堂学生と華僑・華人学生
川島 真
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広東同文館の設置と長谷川雄太郎の研究補遺
孫 宏雲(孫安石訳)
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「宇都宮太郎関係文書」中の陸軍中国人留学生関係資料について
櫻井良樹
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清末の中国人陸軍留学生教育政策の変遷について
張 希
第Ⅱ部 思想と翻訳
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一九〇〇年代初の中国人留学生による社会主義知識の翻訳
郭 夢垚
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『共産党宣言』の初期中国語訳者「蜀魂」に関する一考察
項 旋(川尻文彦・椎屋伽蓮訳)
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中国マルクス主義と中国人日本留学
─日本留学経験者による人的ネットワークとマルクス主義に関する学知の伝達
川尻文彦
第Ⅲ部 文化・芸術と留学生
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清末における中国人日本留学生による音楽活動の再評価
─「亜雅音楽会」を中心に
郭 君宇
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東京音楽学校留学生・柯政和と北京における音楽活動
鄭 暁麗
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二〇世紀初頭の私費留学生銭稲孫と『源氏物語』
─講義・底本考
稲森雅子
第Ⅳ部 地域ネットワークと組織化
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清末の湖南省留日学生同郷会の組織と運営
─宋教仁と黄尊三の日記を中心に
胡 穎
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清末民国期の広西省出身留学生
─日本留学の地域ネットワークとアジアヘの拡大
吉川次郎
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広東省の留日学生関連の統計資料
─清国留学生会館、『官報』、中華民国留日学生監督処、日本外交史料館、台湾国史館の資料を中心に
孫 安石
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日本の地方師範学校と「満州国」留学生
見城悌治
No.53 「言語景観と多文化共生」共同研究グループ (編)『多文化共生社会における情報発信を再考する』くろしお出版、2025年
第1部 観光情報の発信と旅行者の利便性を考える
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第1章 横浜の言語景観と観光情報発信
─港街の魅力発信に関する考察─
由川美音
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第2章 中国語パンフレットの情報提供から考える観光行動の支援方法
─言語特性・地域特性・行動特性の観点から─
鈴木慶夏
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コラム1 観光都市バルセロナとオーバーツーリズム
─地域住民との共生の観点から─
堤 明子
第2部 定住者・生活者にも関わる情報提供のあり方を考える
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第3章 公園施設等における「日本語のみ」の表記にはどのような課題があるか
─社会における不当評価や不平等を生まない表記について考える─
佐藤 梓
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第4章 韓国の多文化家族(multicultural family)に対する言語政策
李 忠均
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コラム2 港町神戸─多文化モザイクそぞろ歩き─
鈴木幸子
第3部 教育・学習をめぐる言語景観と環境を考える
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第5章 ロシア語の言語景観
─戦争・多文化共生・言語教育の観点から─
小林 潔
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第6章 キャンパスにおける言語景観との接触
─言語景観はレアリアとなり得るか─
髙木南欧子
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コラム3 キャンパスの自治と観光の共存
─言語景観に映るアフォーダンスとシグニファイア─
髙木南欧子・佐藤梓
第4部 言語景観・公共サインのもつ意味を考える
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第7章 アジアの観光都市に見る英語サインの役割
鈴木幸子
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第8章 東京・ソウル・北京・台北の言語景観の特徴
─「観光公用語」の導入を視野に入れて─
尹 亭仁
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コラム4 長崎の多言語景観にみる国際観光都市としての顔
由川美音
No.52 平山昇(編)『大学的神奈川ガイド-こだわりの歩き方』昭和堂、2024年
- はじめに
- 総論 本書を読み解く三つのヒント
- 第Ⅰ部 海と港から見る神奈川(1)現代編
- 第Ⅱ部 海と港から見る神奈川(2)歴史編
- 第Ⅲ部 山と平野から見る神奈川
- 第Ⅳ部 道から見る神奈川
No.51 松本和也(編)『翻訳としての文学 流通・受容・領有』水声社、2024年
- 序――書かれた言葉を読む松本和也
- ラルフ・ウォルド・エマソンとドイツ翻訳理論――ゲーテの影響を中心に古屋耕平
- 19世紀フランス詩の日本における受容――マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールの場合岡部杏子
- 1917年、近代日本文学の翻訳事件――その輪郭と時代性吉田遼人
- 同時代小説としての中国文学と創作における日本語――『改造』「現代支那号」(1926年7月)について中村みどり
- 佐々木高政英訳「吉備津の釜」(『雨月物語』)と掲載誌『英語研究』――戦時下日本文学翻訳の一面山本亮介
- フィリピン徴用時代の三木清による文化工作言説松本和也
- あとがき 松本和也