No.53 「言語景観と多文化共生」共同研究グループ (編)『多文化共生社会における情報発信を再考する』くろしお出版、2025年
第1部 観光情報の発信と旅行者の利便性を考える
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第1章 横浜の言語景観と観光情報発信
─港街の魅力発信に関する考察─
由川美音
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第2章 中国語パンフレットの情報提供から考える観光行動の支援方法
─言語特性・地域特性・行動特性の観点から─
鈴木慶夏
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コラム1 観光都市バルセロナとオーバーツーリズム
─地域住民との共生の観点から─
堤 明子
第2部 定住者・生活者にも関わる情報提供のあり方を考える
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第3章 公園施設等における「日本語のみ」の表記にはどのような課題があるか
─社会における不当評価や不平等を生まない表記について考える─
佐藤 梓
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第4章 韓国の多文化家族(multicultural family)に対する言語政策
李 忠均
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コラム2 港町神戸─多文化モザイクそぞろ歩き─
鈴木幸子
第3部 教育・学習をめぐる言語景観と環境を考える
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第5章 ロシア語の言語景観
─戦争・多文化共生・言語教育の観点から─
小林 潔
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第6章 キャンパスにおける言語景観との接触
─言語景観はレアリアとなり得るか─
髙木南欧子
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コラム3 キャンパスの自治と観光の共存
─言語景観に映るアフォーダンスとシグニファイア─
髙木南欧子・佐藤梓
第4部 言語景観・公共サインのもつ意味を考える
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第7章 アジアの観光都市に見る英語サインの役割
鈴木幸子
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第8章 東京・ソウル・北京・台北の言語景観の特徴
─「観光公用語」の導入を視野に入れて─
尹 亭仁
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コラム4 長崎の多言語景観にみる国際観光都市としての顔
由川美音
No.52 平山昇(編)『大学的神奈川ガイド-こだわりの歩き方』昭和堂、2024年
- はじめに
- 総論 本書を読み解く三つのヒント
- 第Ⅰ部 海と港から見る神奈川(1)現代編
- 第Ⅱ部 海と港から見る神奈川(2)歴史編
- 第Ⅲ部 山と平野から見る神奈川
- 第Ⅳ部 道から見る神奈川
No.51 松本和也(編)『翻訳としての文学 流通・受容・領有』水声社、2024年
- 序――書かれた言葉を読む松本和也
- ラルフ・ウォルド・エマソンとドイツ翻訳理論――ゲーテの影響を中心に古屋耕平
- 19世紀フランス詩の日本における受容――マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモールの場合岡部杏子
- 1917年、近代日本文学の翻訳事件――その輪郭と時代性吉田遼人
- 同時代小説としての中国文学と創作における日本語――『改造』「現代支那号」(1926年7月)について中村みどり
- 佐々木高政英訳「吉備津の釜」(『雨月物語』)と掲載誌『英語研究』――戦時下日本文学翻訳の一面山本亮介
- フィリピン徴用時代の三木清による文化工作言説松本和也
- あとがき 松本和也