No.10 『聖と俗のドラマ』勁草書房、1993年
- 日本人はなぜ南瓜を忘れたか-「聖としての食」理論と「俗としての食」理論-小馬 徹
- 聖と俗のドラマトルギー-古代における-佐野 正巳
- 鈴木正三ノ聖俗一致説松山 正男
- イギリス・ルネサンス期ノ聖書劇-「俗」化時代の「聖」演劇-奥田 宏子
- 『アントニーとクレオパトラ』-ウイリアム・シェイクスピアー-小泉 公史
- 十七世紀フランス古典劇における「聖」と「俗」-ピエール・コルネーユの悲劇『ポリウクト』をめぐって-倉田 清
- 聖と俗の交わり-西洋文明の生と死-近藤 正栄
- 文明と宗教-フロイトの「ある幻影の未来」-湯田 豊
No.09 『インディアスの迷宮―1492~1992』勁草書房、1992年
- コロンブスの弁明青木 康征
- 非ヨーロッパ世界像中本 信幸
- 逸脱のラテンアメリカ美術加藤 薫
- イスパニダーの歴史的変遷石井 陽一
- ブラジルにおけるカルデシズム一考察藤田 富雄
- カルデロン劇にみるインディオのイメージ-宗教劇「コパカバーナの曙」の場合-岩根 圀和
- 太平洋への道-日西交渉史のあけぼの-柳沼 孝一郎
No.08 『ロマン主義の諸相』神奈川新聞社、1991年
- 英文学にみるロマン主義とその変容近藤 正栄
- エウリピデス、シェイクスピア、ワーズワス-ロマンス劇とロマン派叙情詩のパッピー・エンド-奥田 宏子
- イギリスロマン主義時代の児童文学松山 正男
- 「ロマン主義」が「自由主義」であり「民族主義」であったころのこと-イタリアの政情に対するバイロン、シェリー、スタンダールの反応について-鳥越 輝昭
- ロマン主義と十九世紀英国世紀末小泉 公史
No.07 『「民族と国家」の諸問題』神奈川新聞社、1991年
- 民族的アイデンティティーと国家中本 信幸
- 「帰化」についての考察-在日朝鮮人にとっての民族と国家-尹 健次
- ナチス=ドイツとユダヤ人-人間の愚かさを忘れないということ-橋本 侃
- 連合軍とイギリス岡島 千幸
- パキスタンにみる民族と国家桶舎 典男
- 中国史における国家と民族-中華帝国の構造とその展開によせて-小林 一美
- 日本人の自己認識と天皇制-山鹿素行『中朝事実』に関する若干の考察-橘川 俊忠
- グラムシ国家論の基本性格-「政治社会の市民社会への吸収」-黒沢 惟昭
No.06 『いま・日本と中国を考える-日中比較文化論』神奈川新聞社、1989年
第一部 日中交流の歴史
- 日本の近代化と中国革命小島 晋治
- 古代・中世における日本と中国の交流網野 善彦
第二部 シンポジウム
- 「いま、アジアを考える-日本と中国を中心に」小島 晋治、小林 一美、網野 善彦、中島 三千男、司会 鈴木 陽一
第三部 中華の歴史・文化・民族
- 中国文化大革命の理想と中華帝国の政治論理小林 一美
- 白蛇伝の世界-白蛇伝物語の変遷について-山口 健治
- もう一つの「長正殿」の世界-楊貴妃死後の構成と演出法-吉川 良和
No.05 『「近代」の再検討-ポスト・モダンの視点から』神奈川新聞社、1988年
- 日本社会の近代化に関する分析-国際化問題の視点から-上條 雅子
- ヘゲモニーと教育-アントニオ・グラムシの教育研究・試論黒沢 惟昭
- 中国の近代化と民族問題鈴木 陽一
No.04 『民族と国家―国際関係の視点から』神奈川新聞社、1987年
- 歴史・民族・理性―ヘーゲルとドイツ・ロマン主義の分岐点伊坂 青司
- エリザベス朝演劇に現れたユダヤ人像―バラバスとシャイロック橋本 侃
- インドのナショナリズムとコミュナリズム桶舎 典男
No.03 『続 日本文化―伝統と近代化の再検討』神奈川新聞社、1986年
- 日本人のアイデンティティについて湯田 豊
- 国家・市民社会と教育-「教育基本法」に関する一考察黒沢 惟昭
No.02 『日本文化―その自覚のための試論』神奈川新聞社、1985年
- 習慣学から見た日本文化についての試論岡野 哲士、中島 三千男
- 近代天皇制国家と祝祭-1928年(昭和3年)の「御大礼」と神奈川県民-金山 浩、小島 健一、丸山 由美子
- 教育・思想支配の日本的特性-天皇制と関連して-尹 健次
- 天皇制・国体概念と教育-『教育勅語』に関する一考察-黒沢 惟昭
- 地理学と現代日本風土論宮井 隆
- 近代日本文学におけるロマン主義-北村透谷の神秘主義について-佐藤 夏生
No.01 『悲劇―その諸相と人間観』神奈川新聞社、1983年
- 古代日本文学における悲劇的英雄像前川 清太郎
- 『オイディプス王』の悲劇的意味-観客論の立場から-鈴木 英充
- スペイン古典演劇-カルデロンの劇世界における゛怪物 ″のイメージー岩根 圀和
- 意志と自由による悲劇性について-ギリシア悲劇とフランス古典悲劇を中心として-倉田 清
- ヘーゲルの悲劇論-レッシング、ゲーテとの関わりにおいて-工藤 喜作
- 悲劇の蘇生-主としてロシア、ソ連の場合-中本 信幸