外国語学部 教授
水野 晴光 外国語学部 教授
水野 晴光
【専門分野】
応用言語学、英語教育、英語学


1942年愛知県出身。ICU大学院修士課程終了後、英語の神様と言われた松本亨の母校である
ニューヨーク市コロンビア大学に留学。コロンビア大学ティーチヤーズ・カレッジで応用言語学を専攻。
1982年には、アメリカ合衆国 KAPPA DELTA PI協会より 「 KAPPA DELTA PI賞 」を受賞。
1986年に応用言語学博士の学位を受ける。帰国後、神戸女子短大、放送大学
東京女子大学、朝日カルチャーセンターなどで教鞭をとり、現在は、早稲田大学講師、神奈川大学教授。
神奈川大学人文研究所「文化のかたち (Cultures as Gestalt)」研究会代表。
文科省英語教員集中研修講師。コロンビア大学客員研究員。
他に、大学英語教育学会、国際応用言語学会、日本心理学会、日本英語学会
日本語用論学会、日本言語学会、TESOL会員、国際自然医学会の各会員。

雅号 光晴(みつはる)

現在の研究テーマ
1.応用言語学
2.英語教育
3.英語学
担当科目
英語学特講T― 語用論、対照言語学(英語)、専門・関連ゼミナールT、U「グローバルイングリッシュの理解と実践」、英語(表現) AD−T英語、(表現) AD−U、英語(表現)T、英語(表現)U、英語(表現)IN−T、英語表現IN−U、英語(文化)T、英語(文化)U、スピーキング(初級)
主な業績
1.応用言語学では、1986年の博士論文で言語対照分析や誤答分析の欠点を補強する病理学的なアプローチとしての中間言語分析法(Interlanguage Analysis)を提唱し、そのモデルケースとして英語冠詞の中間言語分析を実施した。1999年に国際誌IRALに英語冠詞の中間言語分析に関する論文を掲載。2000年には開拓社から『中間言後分析一英語冠詞習得の軌跡』を出版し、大学英語教育学会(JACET)より「JACET学術賞」を受賞した。 2001年には、『応用言語学事典(研究社)の原稿を分担執筆した。
2.英語教育学では、研究社出版から 『外国語習得−その学び方100の質問』を出版。母語との比較対照による目標言語の内在化の重要性を主張してパイリンガル・センテンス・アナリシス (英文解析法)を提唱した。 また、国際補助英語としてのグローバルイングリッシュを推奨している。 「パイリンガルセンテンス・アナリシスの効果」、「インテイクを促す外国語の授業」、「アウトプットを高める英語技法」、「視界ゼロ時代における外国語教育」、「スピーチ・プライマシー批判」などの論文がある。
3.英語学では、認知意味論的な視点から、英語の母語話者が持つ基本動詞の多義的な意味を包括する語彙スキーマ(Lexical Schema)の存在を主張.「日英言語比較一身体語彙の発想と表現」、「英語冠詞の五大機能因子」、「L2習得の速度を左右するLlの音韻数」、「色彩語の意味分析」、「無とゼロの指標」などの論文がある。
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