PLUSi Vol.21
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角山ゼミナール美国国際際術日日本本館学学の部部  保国国存際際文文修化化復交交流流」学学科科を33年 年 鑑名名賞古古屋屋し琉琉て夏夏はじめにはじめに 「山 「ゼデデミザザナイイーンンルととで社社は会会、」」文とと献いい購うう読テテやーー個ママ人でで研活活究動動をしし通ててしいいてるるデザ角角インを歴史的に考察し、そこから対象物の分析と調査山ゼミナールでは、文献購読や個人研究を通してデザインを歴史的に考察し、そこから対象物の分析と調査に基づきデザインの意義や社会的役割を考えている。という展覧会へ訪れた。も担っている。近年増加している自然災害や気候変ションを良い状態で保存し次世代へ伝えるという役割も担っている。近年増加している自然災害や気候変動、そして社会的要請の変化の中で作品を守る環境を動、そして社会的要請の変化の中で作品を守る環境を整え、手当てをしながら作品を未来に残すための最善策を模索している。この整え、手当てをしながら作品を未来に残すための最善策を模索している。このような普段見ることのできない美術館の取り組みような普段見ることのできない美術館の取り組みを、「てあて」「まもり」を、「てあて」「まもり」「のこす」という3つの言葉から紹介するのが今「のこす」という3つの言葉から紹介するのが今回の展覧会である。会場回の展覧会である。会場神奈川県立近代まもり・のこす神奈川県立近代美術館の保存修復」を鑑賞しててあて・てあて・では、作品の修復過程とそこで使用される道具、そして、作品を守りながら展示するための工夫などが、実では、作品の修復過程とそこで使用される道具、そして、作品を守りながら展示するための工夫などが、実際に修復を受けた作品とともに紹介されていた。「てあて」際に修復を受けた作品とともに紹介されていた。「てあて」 この部門では1980年代から現在までに「てあて」この部門では1980年代から現在までに「てあて」春江の《窓外の化粧》(図1)が印象に残った。このを受けた作品の一部が展示されていた。その中で古賀春江の《窓外の化粧》(図1)が印象に残った。この作品で行われた作業は黄ばみを落とすことと額縁の修作品で行われた作業は黄ばみを落とすことと額縁の修復であった。1992年に修復が行われ、塗られてい復であった。1992年に修復が行われ、塗られていたニスを洗浄し黄ばみを落とす。そしてキャンパスとたニスを洗浄し黄ばみを落とす。そしてキャンパスと木枠を分解しキャンパスの洗浄と木枠の交換が行われ、色が薄くなっているところに色を加えて新たなニ木枠を分解しキャンパスの洗浄と木枠の交換が行われ、色が薄くなっているところに色を加えて新たなニスを塗るという作業が行われた。そして2010年にスを塗るという作業が行われた。そして2010年には作品の運送中にキャンパスの揺れを防ぐために額縁は作品の運送中にキャンパスの揺れを防ぐために額縁の修復も行われた。の修復も行われた。私はこの作品を最初に見たときに「色鮮やかで明る 私はこの作品を最初に見たときに「色鮮やかで明るい作品である」という印象を受けた。しかし、この色合いが見られることには、先ほどのような作品の修復合いが見られることには、先ほどのような作品の修復作業が重要な役割を果たしているということを強く認識した。作業が重要な役割を果たしているということを強く認識した。「まもり」「まもり」この部門では絵画の保護に重要な役割を果たす額縁 この部門では絵画の保護に重要な役割を果たす額縁をはじめ、作品を安全に運び展示する方法や作品を守る環境作りなど、作品を「まもり」ながら活用するための取り組みが実際の資機材とともに紹介されている環境作りなど、作品を「まもり」ながら活用するた残った。この作品は1876―1877年に作られた作品であり、作品だけではなく額縁もとても古いもので作品であり、作品だけではなく額縁もとても古いものであるため価値が高いものである。この作品は1985年に経年劣化による欠陥の処置が行われたため、作品あるため価値が高いものである。この作品は1985年に経年劣化による欠陥の処置が行われたため、作品自体は安定した状態にある。しかし額縁には布が貼り自体は安定した状態にある。しかし額縁には布が貼り付けられており、その布が著しく劣化している。その付けられており、その布が著しく劣化している。そのため2009年以降、ため2009年以降、他の美術館へこの作品を貸し出す際にはオリ他の美術館へこの作品を貸し出す際にはオリジナルの額縁を模してジナルの額縁を模して作成された貸出用額縁作成された貸出用額縁をつけ、取り扱いに十をつけ、取り扱いに十分注意をしている。実際にこの作品を見分注意をしている。 実際にこの作品を見ると、額縁の布の部分が破れていたり、ひびが入っていたりする部分が多く見られた。しかしこのが破れていたり、ひびが入っていたりする部分が多く見られた。しかしこの額縁も作品の一部として作られているからこそ、額縁を取り替えるのではなくそれを「まもる」ために新た額縁も作品の一部として作られているからこそ、額縁を取り替えるのではなくそれを「まもる」ために新たに額縁を作成するという取り組みに感激した。このよに額縁を作成するという取り組みに感激した。このように作品を「まもる」取り組みがあるからこそ、我々は作品を鑑賞できているのだということを実感した。うに作品を「まもる」取り組みがあるからこそ、我々は作品を鑑賞できているのだということを実感した。「のこす」「のこす」 最最後後にに「「ののここすす」」部部門門でではは作作品品ををどどののよよううにに残残ししてていくのかについて紹介されていた。その中で私が一番印象に残ったものは作品の収蔵庫に関する内容である。収蔵庫は調湿機能があり作品へのあたりが柔らか印象に残ったものは作品の収蔵庫に関する内容である。収蔵庫は調湿機能があり作品へのあたりが柔らかい木材で作られている。しかし、木材には有機酸を放い木材で作られている。しかし、木材には有機酸を放   「てあて・まもり・のこす」展の看板「てあて・まもり・のこす」展の看板91Alius vol.3/掲載記事図1.古賀春江《窓外の化粧》1930年 油彩、カンヴァス神奈川県立近代美術館蔵図1.古賀春江《窓外の化粧》1930年 油彩、カンヴァス神奈川県立近代美術館蔵図2.高橋由一《江の島図》1876-1877年油彩、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵図2.高橋由一《江の島図》1876-1877年油彩、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵を はじめ、作品を安全に運び展示する方法や作品を守い くのかについて紹介されていた。その中で私が一番 シ ョ美美ン術術を館館良ははい作作状品品態ををで展展保示示存ししし届届次けけ世るる代だだへけけ伝ででえななるくくと、、いココうレレ役割クク((ま館展館まと日日鎌覧鎌いもも))倉会倉うりりまま別鑑別展・・でで館賞館覧のの開開でをで会ここ催催へ2行2すすささ0な0訪  れれ2っ2れ神神たた4た4た奈奈「「年。年。川川鎌鎌55今県県倉倉回月月立立別別1818は近近館館、日日代代4040(神(美美周周奈土土術術年年川))館館記記県かかのの念念立らら保保  77近存存てて代月月修修ああ2828美復復てて術日日・・」」い 作品である」という印象を受けた。しかし、この色る と、額縁の布の部分そにそ展のの覧基中中会づでで鑑き22賞デ00をザ22行イ44なン年年っの66た意月。月義88今や回日日社(は(会、土土的)神)役に奈に割川課課を外県外考立授授え業近業て代ととい美ししる術てて。を 受けた作品の一部が展示されていた。その中で古賀ためた残。。っのそそた取のの。り中中こ組ででのみ高高作が橋橋品実由由は際一一1ののの8資《《7機江江6材のの―と島島1と図図8も》(》(7に7図図紹年22介に))さがが作れ印印らて象象れいににた「「ま角鎌鎌山もゼ倉倉りミ別別ナ・ー館館のル4040こす周周年年記記念念

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