PLUSi Vol.21
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  大野有里鶴(スペイン語学科・4年) 3年生の後期に、翌年の後期に「死者の日」のイベントが行われると聞き、ぜひ携わりたいと思い、今回、祭壇作りや司会進行などを担当させていただきました。祭壇作りでは、メンバー全員で試行錯誤を繰り返しながら祭壇を完成させました。祭壇に飾るアイテムの中には、特別な意味が込められているものもあります。例えばマリーゴールドの花は強い香りを持っているため、祭壇に飾ると死者がこの世に迷わずに戻ってこれるようになると言われています。こうした背景を知ることで、死者の日は単なるお祭りではなく、家族の繋がりを象徴する大切な行事であることを理解しました。また準備の過程ではメンバー同士が積極的にアイディアを出し合いながら、和気あいあいとした雰囲気の中で、個性溢れる祭壇を作ることができました。実際に祭壇が完成した時は、自分たちの手で作りあげたことへの喜びと達成感を得ることができました。当日の司会進行では、明るく楽しい雰囲気を作ることを大切にし、元気な挨拶からこのイベントを開始しました。マリアッチの演奏により会場全体が一体感につつまれたこ外国語学部 スペイン語学科 岩崎賢メキシコの夕べ学科では2024年度の文化ウィークのイベントとして「メキシコの夕べ」を開催しました。午前には丹波美佐子先生(神奈川大学)の少数民族のプレペチャ族の文化に関する講演、午後には小林貴徳先生(専修大学)の「死者の日」についての講演が行われたほか、昼休みにはメキシコ民衆音楽「マリアッチ」の生演奏が行われるなど、参加者にとってメキシコの民衆文化の豊かさを知る素晴らしい機会となりました。また一階のロビーに作した「死者の日の祭壇」は、多くの方からの称賛をいただくことができました。以下に、有志チームのキャプテンを務めてくれた本学科四年の大野さんと松原さんの感想を紹介します。去る11月29日(金)に、外国語学部スペイン語66第2部 学科・ゼミナール活動・講演会・新会員紹介10日間にわたり展示された、学生有志チームが製死者の日の祭壇

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