触って楽しんでもらえる錯視図の製作人間科学部 奥苑剛琉(2年)・加藤梨花(2年)本イベントでは、錯視図を実際に触って楽しんでもらう目的で、アクリル板で製作した錯視図を展示しました。私はその中でもカフェウォール錯視の作成をしました。カフェウォール錯視とは、白黒の四角形を交互に並べたとき、隣り合う列の四角形がそれぞれ少しずらされて配置されることで、隣り合う列の間にある平行線が傾いて見えるという錯視です。これまでイリュージョンライブで行ってきた展示方法は、四角形の列をずらして錯視を生じさせたり、自分で操作できるよう工夫がなされていましたが、それは厚紙で作成され的場美遼(2年)・翁川千季(2年)今回のイベントで、私たちはお店の前にあるサ用いた錯視図形、さらには横浜の街並みをイメージした奥行き錯視など、多彩な展示を行いました。さらに、イベント広告用の動画も制作し、より多くの方に楽しんでいただける内容を目指しました。イベント広告用動画の制作人間科学部 イネージに流す動画を作成しました。動画の内容は、タリーズコーヒー店内にあるイリュージョンライブの展示の紹介でした。最初に動画の作り方や色の組み合わせなどを学びました。白楽駅構内のタリーズコーヒー前に設置されているサイネージに動画を流すので、お店の前を通る方々や駅を利用する方々の目を引くためにはどのような動画を作成すればよいか、話し合いを重ねました。錯視や錯覚に興味を持ってもらえるように、動画の中にイリュージョンライブの説明や活動内容を紹介するだけでなく、錯視、錯覚を体験できる錯視クイズを入れました。動画が印象に残るようにアニメーションのタイミングを調整することや動画のつなぎ方、画像の選定が特に大変だったことが印象に残っています。ただ、作りたいように作れたので楽しかったです。ある程度の枠だけが決まっている状態から動画の構成を考え、完成させることができ、達成感がありました。期限がある中で共同で作品を作るという、貴重な経験をさせていただきました。たもので、丈夫さに欠けるものでした。そのため、今回は、カフェウォール錯視の錯視図をアクリル板で製作し、手に取って体験できる丈夫な錯視図として展示しました。また、今回のイベント用として、錯視図に用いる色をタリーズコーヒーのロゴに用いられているオレンジと緑の二色にしました。本イベントは私たちが普段オープンキャンパスで来場者に直接説明をしているように、実際にそ の場で錯視を説明することができない形式の展示でした。そのため、錯視を体験していただくことも簡単ではないと考え、錯視の体験方法を説明したものを添えるなどし、体験しやすくなるような工夫をしました。こういった様々な工夫によって、多くの方々に楽しんでいただけるような展示になったと思います。本イベントは、どのようにして興味を持っていただくか、どのような体験の提供が可能なのかを考えるとてもよい機会になりました。また、タリーズコーヒーKU白楽駅店でのブース展示期間の終了後、別のイベントに参加した際に、タリーズコーヒーで見たことや面白かったということを伝えていただいたこともあり、興味をもっていただけたことや楽しんでいただくことができたことで、達成感ややりがいをとても感じることができました。 (奥苑)タリーズコーヒーKU白楽駅店内で出展イベントを行いました。店内でのイベントということも58第2部 学科・ゼミナール活動・講演会・新会員紹介アクリル板で製作したカフェウォール錯視図
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