「譲り合い」の文化があまり見られないと感じた。特に、公共交通機関や飛行機内での出来事が印象に残っている。例えば、電車のドアが開く際、先に降りる人を待たずに乗り込む人が多かったり、中国に到着した飛行機を降りる際、列を開けてくれる人がいなかったりと、それぞれが自分の順番を優先して行動しているようである。この点で、日本との違いを感じた。りる際、前の人の列を開けてあげる光景がよく見られる。(そして、お辞儀をする)また、電車でも他の人を先に通すという譲り合いの精神が日常的に根付いており、それが生活全体の安心感や快適さに繋がっていると感じた。こうした譲り合いの精神は、日本人が無意識に行っていることが多いが、中国での体験を通じてそのありがたさを改めて実感することができた。湖周辺を散策した。初めて西湖を散策した日は到着したとき既に夕方近かったため、少し散策した後、夕食中国での生活を観察していると、日本に比べて日本では、飛行機から降ゼミ活動を終えた後は西をとりに夜市へ向かった。西湖の有名な魚料理を食べる案も上がったが、あまり美味しくないといううわさを聞いたため泣く泣く断念した。夜市は中国全土のさまざまな料理店が立ち並び、休日ということもあってか非常ににぎわっていた。私たちはそれぞれ麻辣拌やワンタン麺など好きな料理を食べた。二度目に西湖を訪れた際は、船に乗り西湖の中央に浮かぶ「三潭印月」を見に行った。三潭印月は上空から見ると「田」の字型の島になっていて、湖の中に島があり、さらにその島の中に湖があるという特徴的な地形をしている。カヌーのような手漕ぎの小さな船も貸し出されていたが、私たちはエンジンで動く大きな船に乗り三潭印月へ渡った。島は風が吹き抜けており、西湖沿岸に比べ涼しさを感じ過ごしやすかった。三潭印月といえば、湖面に浮かぶ三つの石燈籠が有名であるが、石燈籠同士の距離が非常に離れており、一つの画角に収めることは非常に困難であった。三潭印月を後にした私たちは、昼食をとりに点都德(湖滨银泰in77店)へ向かった。点都德は広州料理を提供している店で、杭州にいながらも広州料理を味わえる興味深い機会となった。今回のゼミ合宿を通して、異なる文化や生活スタイルに触れ、その違いを体感することができた。今回初めて中国に行ったが、交通事情やテクノロジーの進化、日常生活の中での人々の行動など、日本と中国の違いを少し理解し、また日本の良さを再認識する良い機会にもなった。コンビニ班としてのゼミ活動に加え、杭州の最も有名な観光名所である西湖を数日間にわたり堪能でき、非常に有意義な合宿期間を過ごすことが出来た。また、浙江旅遊職業学院の学生と交流できて、合宿に行ってよかったと感じた。それは、中国の人と交流できただけではなく、かけがえのない友人に出会えたからである。23孫ゼミ杭州ゼミ合宿特集 コンビニ班の仲間たち 夜市の飲食店街点都徳での食事西湖の夕暮れ
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